設置したい便座と、温水洗浄便座のサイズ

■　設置したい便座と、温水洗浄便座のサイズ


新築で、まっさらな状態で設置する場合は、業者が全て執り行ってくれる温水洗浄便座。しかし故障や破損などから途中で交換する場合は、サイズ（寸法）やコンセントの位置など、購入前にいくつかチェックしておく必要があります。とくに、楽天などでネット購入する場合は、慎重なくらい下調べをしたほうがいいでしょう。

１　サイズ
２　電源（消費電力も）
３　便器のタイプ
４　トイレ空間のスペース


・便座サイズについて
　
便器には大きさが２種類あります。それにあわせて便座も、大型サイズ（エロンゲートサイズという）と普通サイズ （レギュラーサイズ）の２タイプがあります。大型サイズの温水洗浄便座を普通サイズ便器に取り付けた場合、便座の先端が便器より多少出っ張ったり、便器の縁が見えることがあります。また、背後の水洗タンクの形状によっては、便座のフタがタンクに当たることがあります。

商品説明ページは、サイズなどの必要項目が明記されてまず。まずは、取り付ける便器の寸法を確認して、合うかどうかを比べてみてください。


・電源（消費電力も）

トイレ内に電源コンセントはあるでしょうか。古い住宅の場合トイレ内にコンセントがついていないことがあります。無い場合、外のコンセントに繋ぐか、別途配線工事が必要になります。買ってしまってか気付く事例が意外と多いようです。

コンセントの位置も重要です。電源コードの長さは約1.0mです。コンセントは本体コード取出口から0.8m以内の壁面に設けるのが理想。便器の近くに無い場合は延長コードで繋ぐことになります。

ついでにいえば、消費電力は適切でしょうか？　高性能の便座は意外に電力消費が高いものです。適切でない場合は、消費電力に合った適切な配線工事が必要です。


・このほか

便器のタイプつまりタンク位置によって取り付けが難しいことがあります。またトイレ空間は広いでしょうか。大きい温水洗浄便座を設置したことで、トイレが窮屈になってしまうことがあります。これもメーカー仕様にしたがって考慮してください。

すこしでも快適なトイレ時間を過ごしましょう。

タグ：サイズ トイレ 空間

TOTOとＩＮＡＸとパナソニックの互換性は？

■　設置しやすいから掃除もカンタン


便座を、通販で購入する場合に心配になるのが、「取り付け」。

「　家のトイレに、設置てきるのだろうか？　」
「　自分でも取り付けられるのかな？　」


商品に触らないで注文するので、ごもっともな疑問だろう。
でも心配はいらない。

設置する便座の仕様は、ほとんどの場合、ＴＯＴＯ式とＬＩＸＩＬ（ＩＮＡＸ）式に大別でき、パナソニックは双方に対応できるとしている。

各メーカーの便座仕様をリンクしたので、暇な人は見てほしい。





細々としたサイズは、機種によって異なるのだが、温水洗浄便座を取り付ける場合、ポイントになるのは３つ。

１．ボルト穴の幅（１４０ミリ）
２．奥からボルト穴までの長さ（５０ミリ以上）
３．ロータンクの場合、便座上からタンクまでの高さ


国内メーカーが販売しているのであれば、この仕様に収まっていると考えてよい。これさえあっていれば取り付けることができす。さらにチェックするのなら、便座の内径も検討しておけば、間違いないだろう。

ここまで調べておけば、大丈夫だろう。
万が一駄目だったら、伝家の宝刀「クリーンオフ」を発動させよう。




ついでに、安い便座を紹介しておこう。


2008年06月から発売されてる


ウォシュレット本体を便器からワンタッチで取り外せて、便座取り付け面、便座とタンクの間、本体の裏側などの掃除がラクラクな便座だ。便ふたも取り外せる。


TOTO 温水洗浄便座 ウォシュレットKVシリーズ [TCF426SC1


消費電力：1373W
年間消費電力：135kWh/年（175kWh/年※節電機能を使用しない場合）
年間電気代：2970円（3850円※節電機能を使用しない場合）
省エネ多段階評価：★★
省エネ基準達成率：100％

パナソニック シャワートイレ 分岐金具

■　パナソニック シャワートイレ 分岐金具


温水洗浄便座用を新しく取り付けた場合、「分岐金具」が必要になることがある。水道管は、給水元から水洗のロータンクへと繋がっている。その部分をいったん取り外して、温水洗浄便座へと繋がるラインを加えてやるわけだ。

これはパナソニック用の分岐金具だ。だが、ネジは当然ＪＩＳ規格。ほかの温水洗浄便座にも取り付くらしい。若干の工夫が必要かもしれないが、自分でやれば工賃は無料だ。

ADL531A-B4JS

取り付け方法は、ＰＤＦデータから確認してもらいたい。

対応温水洗浄便座：DL-WE・DL-UE・DL-WD・DL-UD・DL-MD・DL-EDX・DL-WB・DL-UB


□　パナソニックのＨＰによれば

通常のトイレなら、分岐金具は必要ない。トイレタンクが三角タイプの隅付きタイプで、止水栓とタンクまでの距離が12cm以上ない場合に注意だ。ウォシュレットからパナソニックに取り替えるケースでは、ウォシュレット付属の分岐水栓だと取付が難しい場合ある。こういったときに、この金具が必要となる。

既存の止水栓の上部のみをこの金具に取り替えると、給水管のカットや取替えなどが一切不要となり、ウォシュレットが簡単に交換できる。金具自体の取付は比較的カンタンだ。

事前に取り付け位置からロータンクまでの長さは、事前に調べておいてほしい。分岐金具を取り外した後、給水管の長さが不足し、ロータンクまで届かなくなるのだ。これも、フレキブル管で延長することができる。

フレキブル管↓




一口に、温水洗浄便座の交換といっても、色々と手間はかかる。以前から使っているのなら、同じメーカーの便座のほうが交換は簡単だと考えるが自然だが、機種による。さまざまな条件を比較して、購入メーカーを選びたい。

タグ：分岐金具 取り付け金具

謝謝 参考サイト

■　参考サイト

取り付け方法記事を作成するにあたり、下記サイト様を参考にさせていただきました。

　温水洗浄便座の取り付け方
　洗浄便座の取付け
　ナショナル温水洗浄便座
　ナショナル温水洗浄便座【WA】【MA】シリーズ取り付け手順

作業１ ロータンク給水管の取り外し

■　作業１　ロータンク給水管の取り外し


１．便座にシートを被せておく。

　ビニールなどを被せておけば、外した部品等が便器内に落ちることを防げる。購入便座のセットにはビニルカバーが付いていることもあるが、付いてなければゴミ袋などを利用。カバーは、便座と便器の間に挟むと作業の邪魔にならないはずだ。


２．作業の前にロータンク止水栓をドライバー等で閉める。

　また、洗浄レバーを引いてタンクの水を流し、タンク内も空にしておく。給水管内の圧力を抜いておくことで、配管作業ときに、エアが吹き飛ぶことを予防する。


３．止水栓側の給水管取付ボルトを取り外す。

　給水管ボルトを外すと、給水管内に残った水が漏れ出す。あたりが水浸しになるので、バケツや洗面器などを置いて水を受ける。雑巾を用意するとなお良い。


４．ロータンク側のボルトを取り外す。

　ロータンク内部のボールタップが共回り（一緒に回ってしまう）してずれてしまう可能性があるので、タンクの蓋を外してボールタップを押さえながらボルトを緩める。


４．取り外し完了。

タグ：ロータンク給水管の取り外し

作業２ 分岐金具・フレキホースの取り付け

■　作業２　分岐金具・フレキホースの取り付け


・準備として、接続金具と分岐金具を仮接続。



１．分岐金具を止水栓に接続。

　よく忘れるのがパッキン。入れ忘れると水漏れの原因（というか、上手に水が回らなくなる）になるので、入れ忘れないよう注意。


２．フレキホースを取り付ける。

　給水管を外すのと逆の手順で取り付けていく。フレキホースが同梱されていない場合は、別途購入する。フレキホースは、ホームセンターの水栓金具売場にて各種販売されている。

タグ：分岐金具・フレキホースの取り付け

作業３ 既存便座の取り外し（着脱プレートの取り付け）

■　作業３　既存便座の取り外し（着脱プレートの取り付け）


１．固定ボルトの確認。

　便器を下（裏・床側）からのぞくと既存の便座を固定しているボルトがある。機種により取り外し方法が異なるが、プライヤーなどで外れるはずだ。どうしても外せそうになければ無理に外さずに、メーカーのホームページで確認したり、電話で問い合わせること。


２．ボルトを外す。

　ボルトを緩めて、便座を取り除く。便座を撤去したら、ついでに汚れを掃除する。


３．スライド着脱方式の場合、着脱プレートを取り付ける。

　取り付け便座は、始めに着脱プレート（本体を固定する板）を便器に取り付け、プレートに便座本体がカチッとはまる仕組みになっていることが多い。

　取り付ける位置を決め、上からプラスドライバーで締めつけて固定。（ドライバーは付属されていないことが多いので、これも準備。）

　プレートを便器に仮止めして位置を決める。本体固定板の向きと、ボルトのパッキンの順番を間違えないように。位置を決めたら仮止めのプレートを固定する。

　このプレートの位置しだいで、便座の座り心地がある程度決まる。ロータンクの位置が、設置位置の奥が決まってしまうが、奥にゆとりがあるのなら便座の座り深さを調整したい。

タグ：既存便座の取り外し トイレ　着脱プレートの取り付け

作業４ 温水洗浄便座本体の取り付け・給水ホースの接続

■　作業４　温水洗浄便座本体の取り付け・給水ホースの接続

１．温水洗浄便座の給水ホースを本体に取り付ける。


２．温水洗浄便座本体を便器に取り付ける

　【作業３】であらかじめ取り付けておいた着脱プレートに 本体をスライドさせて固定させる。位置がおかしいと感じたら、【作業３】の３をやり直す。


３．給水ホースを接続金具（ワンタッチカプラ）に確実に差し込む。


４．本体の取付が完了。

タグ：温水洗浄便座本体の取り付け

作業５ リモコンの取付け

■　作業５　リモコンの取付け

　ナショナルのビューティトワレなどのように、リモコン操作する便座の場合はリモコンを設置する。

　ほとんどのリモコンは赤外線を使う。黒っぽいトイレルームでは、赤外線リモコンの「赤外線」を吸収してしまう。リモコンがうまく作動しないことがあるので了承してほしい。


１．　リモコン本体に電池を入れてセット。

　リモコンが作動しやすい位置を確認しながら、取り付け位置を決める。便座のリモコンの受光部（リモコン信号を受信するセンサー）を確認。便座本体の右側にあれば右に、左にあれば左にリモコンの取付ける。


２．ホルダーを仮止め。

　受光状態によって、取り付け位置を微調整する。

タグ：トイレ　リモコンの取付け

作業６ 最終チェック・アース線とコンセントの接続

■　作業６　最終チェック・アース線とコンセントの接続

１．閉めていた止水栓を開く。

　開く前に、各ボルトが確実に閉められていることを、もう一度確認。この段階で水漏れが無いかどうかも確かめる。


２．アース線を取り付ける。


３．コンセントを差し込む
　ビニールをつけたまま試運転を行い、異常なく作動すれば取り付けは完了。



　以上で取り付けは終了。
　お疲れさまでありました。


　より良い便座ライフを祈る。

タグ：トイレ　アース線とコンセントの接続