INAXのカスカディーナとは

今回は、旧カスカディーナ対応の温水洗浄便座だ。

「　旧カスカディーナってナニ？　」
「　『旧カスカディーナ』というからには、『新カスカディーナ』もあるのでは？　」

そんな疑問を持つ人も多かろう。カスカディーナについての疑問に、ちょこっと答えよう。


カスカディーナとは、INAXの密結式洋式トイレの製品シリーズ名だ。新タイプと旧タイプがあるのだが、形がずいぶん違う。ことに、旧タイプはデザインが標準的なものと異なっているので、「ウォシュレット」などを後から付けようにも取り付けることができないのだ。

旧カスカディーナという呼び方をしたが、INAXを含むトイレ業界（？）では「前期型」と「後期型」という呼び方をしているらしい。


そこで、「INAXの普通の便座」に温水洗浄便座を付け替えることを考えている人は注意してほしい。その便座が、「旧カスカディーナ」である可能性もある。前述のとおり、「旧カスカディーナ」には最新の温水洗浄便座は付かないのだ。


■　見分け方

「旧カスカディーナ」の形状は独特なので見分けはカンタンだ。タンクが、丸みを帯びたかわいらしい形状なのだ。もちろん、品番でも確認できる。品番は、便器の側面にシールで貼り付けされている。ついでに、新カスカディーナの型番も掲載しておく。

・旧タイプの品番と型名（初めの D が無い場合も）

　(D)　C-1080S
　(D)　C-1180S
　(D)　C-1280S
　(D)　C-1480S
　(D)　C-2280S
　(D)　C-2480S


・新タイプの品番と型名
　DC-4580S・4880S
　BC(DC)-3580・3880系
　BC(DC)-2580・2880系
　BC(DC)-1580・1880系・C-83S


新旧カスカディーナ便座の画像を掲載しているページを見つけた。かなり参考になるだろう。
＞新旧カスカディーナ便座


さて、問題になる旧カスカディーナにも、ちゃんと取り付けられる温水便座がある。INAXから、旧カスカディーナ対応の温水便座が発売されているのだ。



これならば、便器ごと交換しなくても、お尻がきれいに洗える。


ＩＮＡＸ以外のメーカーからも、「ほとんどすべてで使える」というの温水洗浄便座が販売されている。メーカーの言い分が正しければ、ＩＮＡＸ製の便座に、パナソニック「ビューティトワレ」やTOTO「ウォシュレット」が取り付けることができることになるが。。。

「旧カスカディーナに使える」とはっきり言っているのはINAXだけ。本当に使えるかどうかは、メーカーに問い合わせたほうがいいだろう。

クリック＞温水洗浄便座

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